手袋を編み立てただけですと、写真のようにほつれてきてしまいます。
そこで末端処理が必要なのですが、多くの日本メーカーさんは熱で溶ける
糸を最後に入れ、ヒーターで熱加工して仕上げております。この方法なら比
較的安価で製造できます。
しかしながらこの加工だと末端がほどけてくることもあり、洗濯して使う
使い方には不向きです。作業で汚れて洗濯して使うユーザー様も多いので
弊社の製品はロックミシンにこだわっております。
弊社はこのロックミシンをかけてくださる、内職さんが20件ほどあります。
1枚ずつ手作業でロックミシンをかけ製品を仕上げております。
年々内職をしていただく人も少なくなってきておりますが、35歳~82歳
の方たちにがんばってもらっています。
内職さんががんばってもらえる間はロックミシンでの仕上げにこだわります。
ロックミシン以外に、ズボンのすそ上げの要領でかけるミシンもあります。
折り返して内側ですくいミシンをかけるという手間はかかりますが、
見た目が少しかわいく仕上がります。